ニキビ跡のデコボコは非常に目立つため、悩んでいる人が少なくありません。
凹凸ができてしまった肌は、ニキビ跡ができてから時間がたつほど治りにくいものです。
肌の凹凸は、今までは諦めるしかありませんでしたが、今はいろんな治療法があるので目立たなくさせることが可能になりました。
その一つの方法がレーザーです。
前回はフラクセルレーザーを取り上げてきましたが、今回は「ブリッジセラピー」を調べてみました!
ブリッジセラピーとは?
ニキビ用のレーザーもいろいろ種類がありますが、その中で凹凸のあるニキビ跡(クレーター)に効果があると言われているのが、ブリッジセラピーです。
中でも、深いクレーターにも効果を発揮してくれるという特徴があります。
ブリッジセラピーはアンコワとも言われるレーザー。
肌へ炭酸レーザーを当てることで、ダメージを与えて肌を活性化させていきます。
小さな穴を開けダメージをわざと与えることで、肌の再生力を利用するのはフラクセルレーザーも同じですね。
コラーゲンの生成をサポートして肌に喝を入れていくというのも同様。
普通の治療では肌表面しかケアできませんが、ブリッジセラピーはレーザーの中でも肌の深いところまで届くことで肌の根本から少々を軽くしていくことが可能なんです。
ブリッジセラピーは他にどんな効果があるの?
ブリッジセラピーは、ニキビについては主に色素沈着やクレーターに効果を発揮してくれます。
それ以外の肌への効果は、シワやシミ、たるみ、毛穴の開き、妊娠線といった加齢による肌ダメージ全般に適応しています。
また、フラクセルレーザーよりも肌の引き締め効果があるため、アンチエイジング効果が高い治療法といえるでしょう。
ブリッジセラピーの施術の流れ
カウンセリング後の施術の流れは以下のようになります。
- クレンジングと洗顔。
- 麻酔薬の塗布(場合によっては痛みどめを内服する)
- 目にアイパッドをつけてテスト照射をしてから本照射。
- 肌のクールダウン。
照射自体はだいたい10~20分程度ですが、麻酔薬を塗ってから麻酔の効果が表れるまで30分くらいかかります。
また、照射後のクールダウンも30分程度みておいた方がいいでしょう。
1回の施術は、トータルすると1時間半くらいかかってしまうことも。
初回はカウンセリングもあるので、余裕のあるスケジュールを立てることも忘れずに!
ブリッジセラピーはここに注意!
症状の重いクレーター治療に向いているブリッジセラピー。
諦めていた肌の凹凸を目立たなくさせることが可能なので、クレーターに悩んでいる人にはおすすめですね。
しかしブリッジセラピーは効果が期待できる分、ダウンタイムの長さや治療費の高さがネックとなっている人もいるようです。
気になるダウンタイムですが、ブリッジセラピーのどのマシンを使うかによっても違ってきます。
照射の直後から3週間くらいは赤みや腫れなどを感じることが多く、場合によってはガーゼ等で患部を保護することもあるのだとか。
その後はかさぶたになって剥がれ落ち、きれいな肌が再生するので長い目で見て1か月くらいは肌に気を配った生活をする必要があります。
同じように照射しても、肌がどんな反応をするのかは人それぞれなため、施術翌日からメイクできる人もいるそうですが、治療法や使用するマシンによってはしばらくの間メイクは禁止のことも。
ダウンタイムをなるべく減らしたい、治療跡をできるだけキレイにしたいという場合は、傷を乾かさない湿潤療法を採用しているクリニックを選ぶ方法もあります。
他のニキビ治療よりも大がかりになりやすいレーザー治療ですが、ニキビを治す作用が強いため何をやってみてもダメだった、という人にぴったりですね。
ただダウンタイムがあるので、まとまったお休みのある時に利用した方が無難でしょう。